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仰天房(黒田材木店 旧事務所建物)について


この建物の見所を紹介します。
大濱浄竿氏の作品であります当店の以下の事務所建物は2018年11月に撤去されました。一部は移築される予定です。 また、2019年5月 京都市左京区岡崎のギャラリー唯にて展示会が開催されました。
この事務所建物のありし日の姿を記録した記録集も発行されております。(ご入用の方は、こちら(press328.com)にお問合せください)。

この建物の凄い所というか不思議なところは色々ありますが、まず一番わかりやすい所を見てみましょう。 (写真はすべて輪和建設株式会社様よりご提供いただきました。輪和建設株式会社様が見学に来られた際の写真のため人が映っています。)

この階段は、なんの変哲もない階段に見えますか?この写真の真ん中の丸で囲んだ階段の1段。

別の角度から見てみましょう。

浮いているように見えませんか?

支えているのは2カ所で右側の支えはありません。

さらに別角度の後ろからも見てみましょう。

おかしなことに気づきませんか?
ただでさえ2カ所しかない支えである左側の柱と思われた棒は地面まで伸びておらず、宙に浮いています。(なので柱ではないですね)

通常の建造物ではありえない構造をしています。であるにも関わらず、この階段、全く揺れも、がたつきもありません。子供が元気に駆け上がっても問題ありません。大人が急いで登ってもビクともしません。



黒田材木店事務所建物は 昭和46年に完成しました。
大濱浄竿氏20代半ばの作品です。

設計図は初めからなく、釘や金具は一切使用されていません。


屋根は一文字瓦、壁土は本聚楽(建設当時すでに生産中止品、古屋敷解体の際の壁土を再利用)



表札の下にある台も大変重いものですが、やはり宙に浮いています。黒い部分は黒漆喰。磨き仕上げされています。


間口はわずか 一間ほど。
皆さん驚かれるのは 通し柱がないこと


上部階段。支えがあるのは壁側だけに見えます。



この建物のテーマは 「鶴と亀」これは鶴の首です。大きな節穴を目に見立てています。


天井のこの部分は 鶴の翼を表しています。


当時の大濱氏は、「黒田さんは材木屋さんだから 天井の見本を沢山作ります」の言葉通り、数寄屋建築の天井の手法を何種類も見ることができます。白く垂れたように見えるのは漆喰。格天井の模様は焼き鏝(ヤキゴテ)によって描かれたもの。全て鶴と亀をあしらっています。同じ模様は一つもありません。




「悪い材も生かして使うのが大工の腕」の言葉通り、大きな節のあるもの、曲がった材、割れた材も使われています。割れた部分には「千切り」が施されています。小さなガラス窓からは 階段下の石庭が見ることができます。





写真右側には全く支えがないように見えます。


裏側の支えと左側の壁だけで階段を支えているのでしょうか。ちなみに階段の材はナラガシ。大変重たい材料です。



背もたれはケヤキ。木口(こぐち)に手がんなで削ってあります。


節もありますが 「遠目で見るとわからない」と使われました。天板の材はイチイ。
照明、照明横の収納、机の下の引き出し、書棚などすべて大濱氏による作りつけ。



寄木で作られた収納
これも足元に支えがなく、宙に浮いたような構造です。
きっと壁の中まで仕掛けがあると思います。
重いものも収納していましたがびくともしませんでした。

この建物は 「材木店の事務所」としての実用目的に作られており、各所に作り付けの収納があります。実際に帳票類や事務用品、資料などを多数収納できる実用的なものでした。

各所にある襖などの建具、襖に描かれた墨書、水墨画などはすべて大濱氏が製作したもの




黒田材木店 黒田義正
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